争い果てての乳切木
読み方
あらそい はてての ちちきりぎ
意味
争いが終わってしまった後で仲裁や処置をしても、時機を失って役に立たないこと。問題が起きている最中に対応せず、結果が出た後になって手を打つような、手遅れの対応をいう。
由来
日本の古い俗諺である。「乳切木」は、子どもの乳離れ、すなわち乳を断つことに関わる木・道具を指す古い語とされる。すでに争いが済んだ後に手だてを講じても意味がないことを、乳切木を持ち出す時機を失した場面にたとえた表現である。初出や成立した年代は明確ではない。
分類・由来
備考
現在はあまり日常的には使われない古風なことわざである。「後の祭り」や「手遅れ」と言い換えると、現代の会話では自然に伝わる。
例文
- 両者がすでに和解した後で仲裁役を買って出ても、争い果てての乳切木だ。
- 契約が締結されてから反対意見を述べても、争い果てての乳切木になってしまう。
- 問題が起きている間に対策を取らず、解決後に会議を開くのは、争い果てての乳切木だ。
類義語
- 後の祭り
- 手遅れ
- 泥棒を捕らえて縄をなう
- 相撲を取っての軍配