世の中は色と欲
読み方:よのなか は いろ と よく
意味
世の中の人々の行動や出来事は、男女間の恋愛・性に関する欲望である「色」と、金銭・名誉・利益などを求める「欲」によって大きく動かされている、という意味。人間社会の現実をやや皮肉を込めていう言葉。
由来
「色」は本来、男女間の情愛や性的な欲望を、「欲」は財産・利益・地位などを求める欲望を表す。人間社会を動かす根本的な欲望をこの二つにまとめた表現で、江戸時代にはすでに俗諺として広く用いられていたとされる。ただし、特定の著作における明確な初出や成立年は未詳。
備考
「色」は単なる色彩ではなく、恋愛・男女関係・性欲を指す古い語法。人間を冷笑的に見たり、世間の打算を批評したりする文脈で使われるため、相手を直接評する際は注意が必要。
例文
- 政界も企業も、結局は世の中は色と欲だと思わせるような話題に事欠かない。
- 彼は理想を語っていたが、遺産争いを見れば、世の中は色と欲だという言葉もあながち間違いではない。
- 恋愛や金銭だけで人を判断するのはよくないが、世の中は色と欲という面があるのも事実だ。
分類
類義語
- 人間は欲と二人連れ
- 欲の世の中
- 色欲と利欲