一膳飯三年
読み方
いちぜんめし さんねん
意味
人からたとえ一膳の食事ほどの小さな施しを受けただけでも、その恩は長く忘れず、十分に報いなければならないということ。転じて、わずかな恩義でも軽んじてはならないという教え。
由来
江戸時代ごろから用いられたとされる日本のことわざです。奉公人や職人などの社会で、一度食事を与えられたり世話になったりした者は、長く誠実に勤めて恩に報いるべきだという考え方を表したものといわれます。正確な初出・成立年は明らかではありません。
分類・由来
備考
現在では実際に三年間奉公するという意味で使うことは少なく、受けた恩義を長く忘れずに報いるべきだというたとえとして用いる。「一飯の恩」と近い。
例文
- 苦しい時に食事を出してくれた店主の恩は忘れない。一膳飯三年というから、今度は私が店を手伝おう。
- 彼は昔の上司から受けた小さな親切を今も大切にしている。一膳飯三年を実践している人だ。
- 一膳飯三年というが、助けてもらった恩を当然のことと思わず、感謝を行動で示したい。
類義語
- 一飯の恩
- 一宿一飯の恩義
- 受けた恩は忘れない
- 恩義を忘れない
対義語
- 恩を仇で返す
- 忘恩
- 義理を欠く