一つ事に二つなし
読み方:ひとつごと に ふたつ なし
意味
一つの物事を成し遂げるには、それに心や力を集中させる必要があり、同時に二つのことを完全に行うのは難しいというたとえ。あれこれ手を広げず、一事に専念することの大切さをいう。
由来
正確な初出や成立時期は未詳である。『一つ事』は一つの仕事・目標、『二つなし』は同時に二つを成し遂げることはできない、という意味の古風な言い回しである。古くから、一つの道に専念すべきだという教えとして用いられてきた日本のことわざ。
備考
やや古風な表現。二つの役割を持つこと自体を否定するよりも、重要な目標を達成するには集中と優先順位が必要だ、という文脈で使う。
例文
- 資格試験に合格したいなら、趣味の予定を少し控えよう。一つ事に二つなしだ。
- 新規事業と既存事業の立て直しを一人で完璧に担うのは難しい。一つ事に二つなしというように、優先順位を決める必要がある。
- 彼は一つ事に二つなしと考え、研究に専念するために余計な仕事を引き受けなかった。