あたら若木を折る
読み方:あたら わかぎ を おる
意味
将来大きく成長する見込みのある若者や、優れた才能を持つ人を、早くに死なせたり、その才能を十分に発揮できないようにしたりすることの惜しさをいう。「あたら」は「惜しいことに」「残念にも」という意味。
由来
若い木(若木)を途中で折ってしまえば大木に育たない、という情景を、将来有望な若者や才能ある人にたとえた日本のことわざである。「あたら」は古語的な副詞で、「惜しいことに」を意味する。成立した正確な年代や初出文献は明確でないが、近世以前から用いられてきた表現とされる。
備考
主に、若者の早すぎる死や、将来性のある人材が不当な扱いで能力を発揮できなくなることを惜しむ際に使う。日常会話ではやや古風で、文章語・比喩表現として用いられやすい。
例文
- 将来を期待された研究者が若くして亡くなったとは、あたら若木を折るようなものだ。
- 学校は、失敗を理由に生徒を排除してはならない。あたら若木を折ることになりかねない。
- 彼の才能を理解せず退職に追い込んだのは、会社にとってあたら若木を折る損失だった。
分類
類義語
- 惜しい人を失う
- 若芽を摘む
- 将来有望な人材を失う
対義語
- 人を育てる
- 後進を育てる
- 才能を伸ばす