黒風白雨
読み方
こくふう はくう意味
黒い雲を伴う激しい風と、白くけぶって見える強い雨のこと。転じて、風雨が非常に激しく荒れ狂うさま、またそのような暴風雨をいう。自然の猛威を漢語的・文学的に表す表現。由来
「黒風」は暗雲を伴う強い風、「白雨」は白く見えるほど激しいにわか雨を指す漢語。中国古典の気象描写に由来する表現とされ、日本でも漢詩文調の四字熟語として用いられる。具体的な初出年・典拠は未詳だが、類似表現は中国の古典詩文、少なくとも唐宋期ごろの詩的語彙に見られる。備考
日常会話では「暴風雨」「大荒れ」のほうが一般的。漢詩・文学・気象描写などで、荘重または古風な響きを出したいときに使われる。例文
- 山頂に近づくと、空は急に暗くなり、黒風白雨が一行を襲った。
- 黒風白雨の夜、漁師たちは船を出すのをあきらめた。
- 台風の接近で町は黒風白雨に包まれ、駅前から人影が消えた。
- 古い屋敷の戸は、黒風白雨に打たれて一晩中きしんでいた。
- 遠征隊は黒風白雨を避けるため、予定を変更して谷間の小屋に泊まった。
類義語
- 暴風雨
- 狂風暴雨
- 疾風怒濤
- 風雨凄凄
- 大荒れ
対義語
- 晴天白日
- 風和日麗
- 和風日暖