鹿死誰手
読み方
ろくし すいしゅ意味
勝負・争奪戦・政権争いなどで、最終的に誰が勝者となるか、まだ分からないこと。「鹿」は天下・地位・獲物の比喩で、「鹿が誰の手に落ちるか未定」という意味から、覇権や優勝の行方が読めない状況を表す。由来
中国の史書『晋書』「石勒載記」に見える語。『晋書』は唐代の648年ごろに編纂された。後趙の石勒が、光武帝と同時代なら中原で並び駆け、「鹿が誰の手に死ぬかは分からない」と語った故事に由来する。鹿は古くから天下・覇権の象徴とされる。備考
漢籍由来の硬い表現で、日常会話ではまれ。政治・選挙・競技・企業間競争など、勝者や覇権の帰属が未定の場面に用いる。例文
- 決勝に残った二校はいずれも実力伯仲で、まさに鹿死誰手の様相を呈している。
- 今回の市長選は新人候補の追い上げが激しく、投票日まで鹿死誰手だ。
- 業界再編をめぐる買収合戦は、外資も参入して鹿死誰手となった。
- 終盤戦に入っても上位三チームの差はわずかで、優勝争いは鹿死誰手である。
- 新製品の標準規格をめぐる主導権争いは、まだ鹿死誰手と言わざるを得ない。
類義語
- 勝敗未定
- 雌雄未決
- 予断不許
- 逐鹿中原
- 鹿を逐う
対義語
- 勝敗明白
- 大勢已定
- 帰趨明白
- 勝負あり