魚目燕石
読み方
ぎょもく えんせき意味
魚の目や燕石のように、宝石や玉に似ているだけで実際には価値のないもの。転じて、見かけは立派でも中身のないもの、また本物と紛らわしい偽物・まがい物をいう。由来
中国の故事に由来する表現。「魚目」は魚の目が真珠に似ること、「燕石」は燕の地方の石、または燕山の石を宝玉と取り違えたという故事に基づく。いずれも宝に似て非なるもののたとえで、熟語として成立した正確な年代は不明だが、中国古典由来の語として日本に伝わった。備考
やや硬い漢語で、日常会話より文章語・評論で使われる。本物に似た偽物や、価値のないものを批判的にいう語。例文
- その骨董品は名品に見えたが、鑑定の結果、魚目燕石にすぎないと分かった。
- 肩書きだけで人物を判断すると、魚目燕石を宝物と思い込むような過ちを犯す。
- ネット上には専門家を装った情報も多く、魚目燕石を見分ける目が必要だ。
- 高価な箱に入っていても、中身が粗悪なら魚目燕石でしかない。
- 彼は派手な宣伝文句に惑わされず、魚目燕石を退けて本当に価値ある商品を選んだ。
類義語
- 魚目混珠
- 燕石妄珍
- 瓦礫
- 偽物
- まがい物
対義語
- 和璧隋珠
- 随珠和璧
- 無価之宝
- 希世之珍