飲至策勲
読み方
いんし さっくん意味
戦いに勝って帰還した際、祖先を祭る宗廟に勝利を告げ、酒宴を開いて祝し、功績のあった者の名や手柄を記録して表彰すること。転じて、成功や勝利のあとに功労者の功績をたたえ、報いることをいう。由来
古代中国の礼制に由来する語。「飲至」は出征や公務から帰った君主が宗廟で酒を飲み、無事の帰還や勝利を報告して祝う儀礼、「策勲」は竹簡などに功績を記録すること。典拠は『春秋左氏伝』に見える「飲至」「策勲」の礼に関する記述とされる。『左氏伝』は春秋時代(紀元前8〜5世紀)の出来事を記し、成立は戦国時代から前漢期頃とされるが、正確な成立年は不明。備考
非常に古風で漢籍色の強い語。日常会話ではほぼ使われず、歴史叙述・式典描写・文章語で用いられる。現代では比喩的に功労者表彰を指すこともある。例文
- 将軍は凱旋ののち、諸将を集めて飲至策勲の儀を行った。
- 大規模な復興事業が成功し、市は関係者の功績をたたえる飲至策勲の式典を開いた。
- 古代中国では、戦勝後に宗廟へ報告し、功臣を記録する飲至策勲が礼とされた。
- 社長は新規事業の成功を受け、功労者を表彰する場を設け、いわば現代の飲至策勲を行った。
- 勝利に酔うだけでなく、誰がどのように貢献したかを明らかにする飲至策勲の精神が重要だ。
類義語
- 論功行賞
- 功績顕彰
- 凱旋祝賀
- 記功褒賞
対義語
- 功績抹殺
- 賞罰不明