食前方丈
読み方
しょくぜん ほうじょう意味
食卓いっぱいに豪華な料理を並べること。また、そのような非常にぜいたくな食事や、ぜいたくな暮らしぶりをいう。「方丈」は一丈四方の広さで、目の前にその広さほど料理が並ぶ意から、度を越した美食・豪奢を表す。由来
中国の古典『孟子』尽心下に見える「食前方丈、侍妾数百人、我得志弗為也」に由来する。戦国時代の思想家孟子の言行をまとめた書で、成立はおおむね紀元前4〜3世紀ごろとされる。料理が一丈四方に並ぶほどの奢侈を戒める文脈から生まれた語。備考
日常会話ではやや硬く、文章語・評論・歴史描写で用いられることが多い。単なる豪華な食事だけでなく、ぜいたくを戒める含みで使われやすい。例文
- 彼は成功してから、毎晩のように食前方丈の宴を開くようになった。
- 食前方丈の暮らしに憧れるより、身の丈に合った生活を大切にしたい。
- 接待の席には高級食材がずらりと並び、まさに食前方丈の趣だった。
- 昔の権力者の邸宅では、食前方丈を誇る宴会がしばしば催されたという。
- 旅行先の旅館で出された夕食は、食前方丈と呼びたくなるほど豪華だった。
類義語
- 山海珍味
- 酒池肉林
- 錦衣玉食
- 贅沢三昧
- 豪華絢爛
対義語
- 粗衣粗食
- 一汁一菜
- 箪食瓢飲
- 質素倹約