風雨対床
読み方
ふうう たいしょう意味
風雨の夜に、親しい者同士が寝床を向かい合わせにして語り合うこと。転じて、兄弟・友人などが久しぶりに同じ場所に集まり、心を許して親しく語り合うことをいう。由来
中国・唐代(8世紀ごろ)の詩人、韋応物の詩「示全真元常」にある「寧知風雨夜、復此対床眠(風雨の夜に、またここで寝床を向かい合わせて眠るとは思わなかった)」に由来するとされる。「床」は寝台の意で、再会した親しい者が夜をともにして語る情景から生まれた語。備考
日常会話ではまれで、漢詩・随筆・改まった文章で用いられる雅語的表現。「風雨」は実際の嵐だけでなく、しみじみした再会の情景を添える語。例文
- 学生時代の友人たちと温泉宿に泊まり、夜更けまで風雨対床の語らいを楽しんだ。
- 十年ぶりに兄弟が実家に集まり、まさに風雨対床の一夜となった。
- 外は激しい雨だったが、旧友と膝を交えて話す時間は風雨対床そのものだった。
- 合宿の最終夜、仲間たちは布団を並べ、風雨対床のように将来の夢を語り合った。
- 彼は手紙の末尾に、いつかまた風雨対床の機会を持ちたいと書き添えた。
類義語
- 対床夜雨
- 夜雨対床
- 対床風雨
- 旧雨再会
- 親交歓談
対義語
- 同床異夢
- 疎遠
- 孤立無援
- 会者定離