風樹之嘆
読み方
ふうじゅ の たん意味
親が生きているうちに十分な孝行をしておけばよかったと、親の死後に深く後悔し嘆くこと。したいと思った時には、もはや親は待っていてくれないという、親孝行の機会を失った悲しみを表す。由来
中国前漢時代の説話集『韓詩外伝』(紀元前2世紀ごろ成立とされる)などに見える「樹欲静而風不止、子欲養而親不待」に由来する。木が静かにしていたくても風がやまないように、子が親を養いたいと思っても親は待ってくれない、という意から生まれた表現。備考
文語的で格調の高い表現。日常会話では「孝行のしたい時分に親はなし」の方が通じやすい。弔辞・随筆・訓話などで用いられることが多い。例文
- 母の遺品を整理しながら、もっと旅行に連れて行けばよかったと風樹之嘆に暮れた。
- 仕事を理由に父の見舞いを先延ばしにしたことが、今では風樹之嘆となって胸に残っている。
- 祖母の死をきっかけに、彼は風樹之嘆を味わい、今は残された家族を大切にしている。
- 『忙しい』を言い訳に親孝行を後回しにすれば、いつか風樹之嘆を抱くことになるかもしれない。
- 恩師は講演で、風樹之嘆に陥らぬよう、感謝は生きているうちに伝えるべきだと語った。
類義語
- 風木之悲
- 風木之嘆
- 風樹之悲
- 孝行のしたい時分に親はなし
- 子欲養而親不待
対義語
- 親孝行
- 孝養
- 生前孝行