顛倒錯乱
読み方
てんとう さくらん意味
物事の順序・位置・関係などが逆さまになったり入り乱れたりして、全体がひどく混乱していること。また、考えや判断が乱れて、何が正しいのか分からない状態をいう。由来
「顛倒」は上下・順序などが逆になること、また仏教語で誤った見方をすること。「錯乱」は入り乱れて秩序を失うこと。両語を重ねて混乱の甚だしさを表す漢語的表現で、特定の出典や成立年は不詳。近世以前の漢文訓読・仏教語の語彙を背景に、近代以降の国語辞典・四字熟語辞典にも見られる。備考
やや硬い書き言葉。日常会話では「めちゃくちゃ」「混乱している」と言うことが多い。心理的混乱にも、情報や順序の乱れにも使える。例文
- 突然の停電で会場の案内表示が消え、参加者の列は顛倒錯乱の状態になった。
- 彼の説明は時系列が顛倒錯乱していて、結局何が起きたのか分からなかった。
- 噂が噂を呼び、社内の情報は顛倒錯乱して、正確な判断が難しくなった。
- 徹夜続きで頭が顛倒錯乱し、簡単な計算さえ何度も間違えた。
- 資料を整理し直したことで、顛倒錯乱していた議論の論点がようやく見えてきた。
類義語
- 支離滅裂
- 混乱錯綜
- 乱雑無章
- 本末転倒
- 前後錯乱
対義語
- 秩序整然
- 理路整然
- 整然明白
- 首尾一貫