雨過天青
読み方
うか てんせい意味
雨がやんで空が青く晴れわたること。転じて、心配事や困難、混乱が過ぎ去り、状況が明るく好転することをいう。苦しい時期の後に、穏やかで希望のある状態が訪れるという意味で用いられる。由来
中国由来の成語で、厳密な初出年代は不詳。語義は「雨が過ぎ、天が青くなる」という漢文的表現に基づく。また陶磁史では、中国五代・後周の世宗柴栄の時代(10世紀半ば、954〜959年頃)に、柴窯の青磁の色を「雨過天青雲破処」と形容した逸話とも結びつけて語られる。備考
「雨過天晴」とほぼ同義で、そちらの表記もよく使われる。「天青」は晴れた空の青、また青磁のような淡い青色を連想させる文語的表現。例文
- 長く続いた不況を乗り越え、会社にはようやく雨過天青の兆しが見えてきた。
- 手術後の経過が順調だと聞き、家族の表情にも雨過天青の安堵が広がった。
- 大きな誤解で対立していた二人だが、話し合いの末に雨過天青の関係を取り戻した。
- プロジェクトは一時中止寸前まで追い込まれたが、新しい出資者が現れて雨過天青となった。
- 試験に落ちて落ち込んでいた彼も、次の合格通知を受け取った瞬間、雨過天青の気持ちになった。
類義語
- 雨過天晴
- 雲外蒼天
- 撥雲見日
- 苦あれば楽あり
対義語
- 前途多難
- 暗雲低迷
- 雲行不穏
- 五里霧中