随喜渇仰
読み方
ずいき かつごう意味
仏や菩薩、尊い教え、または立派な人物や行いに接して、心から喜び、深く敬い慕うこと。特に仏教では、他者の善行や功徳を見て自分のことのように喜ぶ「随喜」と、渇いた者が水を求めるように強く仰ぎ慕う「渇仰」を合わせた語。由来
仏教語に由来する。「随喜」は仏典で他人の善行・功徳を見て喜ぶことをいい、「渇仰」は渇いた者が水を求めるように仏・法を仰ぎ慕うことをいう。両語はいずれも漢訳仏典で用いられ、漢訳はおおむね後漢〜唐代(2〜7世紀)に広まった。日本では仏教伝来(6世紀)以後、奈良・平安期に受容されたが、四字熟語としての成立時期は未詳。備考
仏教的・文語的な響きが強く、日常会話ではあまり使わない。人物や教えへの深い敬慕を荘重に表す語で、単なる「うれしい」より信仰・尊崇の色合いが濃い。例文
- 老僧の慈悲深い説法に触れ、参詣者たちは随喜渇仰の思いを抱いた。
- その菩薩像を前にすると、自然に随喜渇仰の念が湧いてくる。
- 師の生涯を知った弟子たちは、ただ尊敬するだけでなく随喜渇仰した。
- 彼女は被災地で黙々と奉仕する人々の姿に随喜渇仰し、自分も支援を始めた。
- 古い寺の日記には、名僧の来訪を聞いた民衆が随喜渇仰して集まったと記されている。
類義語
- 敬慕
- 尊崇
- 帰依
- 一心帰依
- 欽慕渇仰
対義語
- 嫌悪
- 軽蔑
- 無関心
- 不信
- 侮蔑