陣頭指揮
読み方
じんとう しき意味
組織や集団の責任者・リーダーが、現場の最前線に出て自ら直接指示を出し、全体を統率すること。もとは軍隊で指揮官が戦陣の先頭に立って部隊を動かすことをいい、現在は災害対応、経営、プロジェクト管理など広く使われる。由来
「陣頭」は戦陣・隊列の先頭、つまり戦いの最前線を指し、「指揮」は命令を出して人々を統率すること。武将や司令官が前線で部隊を直接動かす意から、転じて責任者が現場で采配を振るう意味になった。成語としての成立時期は不詳だが、近代的な軍事・組織語が整った明治期(19世紀後半)以降に広く用いられるようになったと考えられる。備考
「陣頭指揮を執る」の形で使うことが多い。軍事由来だが、現代ではビジネス・行政・災害対応などで、責任者が現場主導する肯定的表現としてよく用いられる。例文
- 大規模な停電が発生し、市長は対策本部で陣頭指揮を執った。
- 社長自ら陣頭指揮に当たり、新商品の発売準備を進めた。
- 監督の陣頭指揮のもと、チームは劣勢をはね返して勝利した。
- 災害現場では、経験豊富な消防隊長が陣頭指揮を執って救助活動を進めた。
- このプロジェクトは部長が陣頭指揮を執ったおかげで、予定より早く完了した。
類義語
- 現場指揮
- 直接指揮
- 先頭指揮
- 陣頭に立つ
- 率先垂範
対義語
- 後方指揮
- 遠隔指揮
- 現場放任
- 高みの見物