開示悟入
読み方
かい じ ご にゅう意味
仏が衆生に仏の知見を「開かせ、示し、悟らせ、入らせる」こと。転じて、真理や深い道理を段階的に理解させ、ついには自ら体得させる教化・導きの過程をいう。由来
仏教語で、『法華経』方便品に説かれる「開仏知見・示仏知見・悟仏知見・入仏知見」に由来する。『法華経』は古代インドで成立し、漢訳は鳩摩羅什訳が406年(後秦、5世紀初頭)に完成した。備考
主に仏教・法華経の文脈で用いられる硬い語。日常会話ではほとんど使わず、教育論などで比喩的に使う場合もある。例文
- 師は弟子たちに経典の意味を開示悟入させるため、たとえ話を多く用いた。
- 優れた教育とは、知識を与えるだけでなく、学ぶ者を開示悟入へ導くことだ。
- 法華経の講義では、仏の出世の目的として開示悟入が詳しく説明された。
- 彼の研究指導は、答えを教えるのではなく、学生自身が真理に開示悟入するのを待つ姿勢だった。
- この展示は、来館者に作品の背景を開示悟入させる構成になっている。
類義語
- 開悟
- 悟入
- 仏知見
- 一仏乗
- 教化啓導
対義語
- 無明
- 迷妄
- 不覚
- 迷悟未分