門前成市
読み方
もんぜん せいし意味
家や店、役所などの門前に多くの人や客が集まり、市場のようににぎわうこと。転じて、来訪者や依頼者が非常に多く、評判や勢いが盛んな状態をいう。由来
「門前に市を成す」を四字にまとめた表現で、「市」は市場のこと。多くの人が集まるさまを市場にたとえる。発想は中国古典の「門庭若市」に近く、『戦国策』斉策に見える「群臣進諫、門庭若市」に由来するとされることが多い。『戦国策』は前漢末、劉向により紀元前1世紀ごろ整理された。日本で四字熟語として定着した時期は不詳。備考
主に文章語・改まった表現。店や医院、人物の人気ぶりをいうときに使う。反対は、訪問者がなく寂れる意の「門前雀羅」。例文
- 新しく開店した和菓子店は評判を呼び、週末には門前成市の盛況となった。
- 名医として知られるようになってから、その医院は毎朝、門前成市のありさまだ。
- 人気俳優の舞台初日とあって、劇場前は門前成市、通行人も足を止めていた。
- 彼が相談役に就任すると、助言を求める若手経営者が相次ぎ、事務所は門前成市となった。
- かつては閑散としていた商店街も、観光資源を生かした企画が当たり、今では門前成市である。
類義語
- 門庭若市
- 千客万来
- 門前市を成す
- 市を成す
- 来客繁多
対義語
- 門前雀羅
- 閑古鳥が鳴く
- 人跡稀少