長汀曲浦
読み方
ちょうてい きょくほ意味
長く続く水際や砂浜と、曲がりくねった入り江・湾のこと。海岸や湖岸などの線が変化に富み、美しく広がっている風景をいう。自然景観の優美さを表す、やや文語的な四字熟語。由来
「長汀」は長く続く水際・なぎさ、「曲浦」は曲がりくねった入り江・浦を意味する漢語。中国古典詩文で水辺の景色を描く語として用いられた表現に由来するとされるが、特定の故事や初出作品・成立年代は不詳。日本では漢詩文・紀行文的な景観描写の語として受容された。備考
日常会話ではあまり使われず、漢詩・紀行文・観光案内などで景色を雅に表す語。海辺だけでなく湖畔や庭園の水際にも用いられる。例文
- 展望台に立つと、夕日に染まる長汀曲浦の海岸線がどこまでも続いていた。
- この日本庭園は、池の縁を長汀曲浦に見立て、自然の海辺の趣を巧みに表している。
- 旅館の窓から眺める長汀曲浦の景色は、まるで一幅の山水画のようだった。
- 彼は紀行文の中で、島々を抱く長汀曲浦の美しさを格調高く描写した。
- 開発が進む前のこの湾には、長汀曲浦と呼ぶにふさわしい静かな風情が残っていた。
類義語
- 白砂青松
- 山紫水明
- 水光山色
- 風光明媚
対義語
- 荒涼寂寞
- 殺風景