鉄樹開花
読み方
てつじゅ かいか意味
非常にまれなこと、または実現がほとんど不可能と思われていたことが実際に起こることのたとえ。花が咲かない、またはめったに咲かないとされる「鉄樹」に花が開くほど珍しい、という意味で使われる。由来
「鉄樹」は、鉄でできた木、または花が咲きにくい植物である蘇鉄を指す語。中国の仏教・禅の文脈で、不可能に近いことや極めてまれなことの比喩として用いられた表現に由来する。日本への受容時期や厳密な初出年は不明だが、中世以降、漢籍・禅語を通じて知られたと考えられる。備考
日常会話ではやや硬い表現。文学的・漢文調の響きがあり、単なる「珍しい」よりも「ほとんど起こらないことが起きた」という驚きを強く表す。例文
- 長年失敗続きだった研究がついに実を結び、教授は「これは鉄樹開花のような成果だ」と語った。
- あの無口な父が自分から謝るなんて、家族にとってはまさに鉄樹開花だった。
- 創業以来一度も黒字にならなかった会社が今年初めて利益を出し、社員たちは鉄樹開花の思いで喜んだ。
- 百年に一度と言われる天体現象を観測できたのは、鉄樹開花にも等しい幸運だった。
- 彼が全国大会で優勝するとは誰も予想しておらず、地元紙はその快挙を鉄樹開花と表現した。
類義語
- 千載一遇
- 曇華一現
- 空前絶後
- 希少価値
- 百年河清
対義語
- 日常茶飯事
- 平々凡々
- 尋常一様
- ありふれたこと