金玉満堂
読み方
きんぎょく まんどう意味
金や宝玉などの財宝が、堂いっぱいに満ちていること。転じて、非常に豊かで財産が多いこと、富貴をきわめた状態をいう。また文脈によっては、すぐれた人材や美しい詩文などが多く集まっているさまをたとえることもある。由来
中国古典『老子』第九章の「金玉満堂、莫之能守」(金や宝玉が堂に満ちても、それを守りきることはできない)に由来するとされる。『老子』の成立年代は諸説あり正確な年は不明だが、一般に中国の戦国時代、紀元前4〜3世紀ごろに現在に近い形が成立したと考えられている。備考
「金玉」は現代口語では別の俗語的意味を連想させることがあるが、この語では「金と宝玉」の意で、読みも「きんぎょく」。文章語・漢文調で使われる。例文
- 彼の邸宅は美術品と骨董品であふれ、まさに金玉満堂の趣があった。
- 事業で成功した彼は、金玉満堂の生活を送るようになったが、驕ることはなかった。
- 金玉満堂であっても、心が貧しければ本当の幸福とは言えない。
- その展覧会には名品がずらりと並び、金玉満堂という言葉がふさわしかった。
- 創業者は金玉満堂を誇るより、得た富を社会に還元することを重んじた。
類義語
- 富貴栄華
- 栄耀栄華
- 金銀財宝
- 富貴繁栄
- 財宝満堂
対義語
- 家徒四壁
- 一貧如洗
- 赤貧洗うが如し
- 無一文