金声玉振
読み方
きんせい ぎょくしん意味
才知・徳望・人格などがよく備わり、始めから終わりまで調和して大成していること。もとは音楽が金属の鐘で始まり玉製の磬で締めくくられるように、全体が整い完全であるさまをいう。転じて、人物や学問・文章などが立派に完成していること。由来
中国戦国時代の思想書『孟子』万章下に見える「金声而玉振之」に由来する。孔子を「集大成」とたたえ、音楽が金属製の鐘の音で始まり、玉製の磬の響きで終わることにたとえて、徳や知が首尾一貫して完成しているさまを表した。成立は紀元前4〜3世紀ごろとされる。備考
日常会話ではまれで、漢文調・格調高い文章や人物評に用いられる。単に「声が美しい」という意味ではなく、全体の完成・調和をたたえる語。例文
- その研究者の講演は、専門知識と人間味が見事に結びついた金声玉振の趣があった。
- 長年の修養を積んだ師の人格は、まさに金声玉振と評するにふさわしい。
- 彼の文章は論理の始まりから結論の響きまで整っており、金声玉振の完成度を感じさせる。
- 新校長は学識と徳望を兼ね備えた金声玉振の人物として、地域から厚い信頼を得ている。
- この作品は構成、文体、思想のいずれも調和し、作者の金声玉振を示す代表作となった。
類義語
- 才徳兼備
- 知徳兼備
- 大成
- 完全無欠
- 博学多才
対義語
- 浅学非才
- 不徳無才
- 才徳不備