金口木舌
読み方
きんこう ぼくぜつ意味
「金口」は金属製の外枠、「木舌」は木製の振り子を指し、金属の鈴である木鐸のこと。転じて、優れた言論や教えによって世の人々を戒め、導く人、また社会に警鐘を鳴らす指導的な言論をいう。由来
中国古代、政令や教令を告げる際に木鐸を鳴らして人々に知らせた風習に由来する。「金口」は金属製の鈴の口、「木舌」は木製の舌(振り子)。出典は中国・前漢末から新代ごろ、揚雄の『法言』学行篇(紀元前1世紀末〜紀元1世紀初頭成立)とされる。備考
現代日常会話ではまれで、文章語・評論文向き。「社会の木鐸」と近い意味で、新聞・言論人・教育者などを評する際に用いられる。例文
- 彼の社説は、混迷する時代における金口木舌として多くの読者に受け止められた。
- 教育者は単に知識を教えるだけでなく、時に金口木舌となって社会の進むべき道を示す必要がある。
- 不正を見逃さず声を上げたその評論家は、まさに現代の金口木舌であった。
- 新聞の一面には、権力の腐敗を戒める金口木舌ともいうべき論説が掲載された。
- 彼女の講演は若者の心を動かし、金口木舌の役割を果たしたと言える。
類義語
- 社会木鐸
- 暮鼓晨鐘
- 啓蒙指導
- 警世之言
対義語
- 無知蒙昧
- 付和雷同