野心満々
読み方
やしん まんまん意味
大きな成功・権力・地位などを得ようとする強い望みが心に満ちあふれているさま。多くは、目的のために積極的に動こうとする意欲の強さを表すが、「権力欲が強い」「抜け目なく上を狙っている」というやや警戒的・否定的な響きを伴うこともある。由来
「野心」は古代中国の漢籍に由来する語で、本来は「分を越えた大きな望み」「権勢を得ようとする心」を指した。「満々(満満)」は水や気力などがいっぱいに満ちているさまを表す漢語的表現。両者を結び付けた「野心満々」は、日本で近代以降に定着した成句とみられるが、成立年は不明。明治〜大正期ごろには新聞・小説などで用例が見られる。備考
「野心」は文脈により肯定的にも否定的にも響く。褒めるなら「向上心」「大志」、警戒するなら「野望」に近い。「満々」は「満満」とも書く。例文
- 彼は入社一年目から社長の座を狙うほど、野心満々の若者だった。
- 新しい候補者は改革を掲げ、野心満々の表情で演説台に立った。
- 彼女は野心満々に見えるが、実際には周囲への気配りも忘れない人だ。
- ライバル会社は海外市場への進出を計画しており、野心満々だ。
- 野心満々なのは悪いことではないが、手段を選ばなくなると信頼を失う。
類義語
- 意気軒昂
- 気炎万丈
- 野望満々
- 大志満々
- 意欲満々
対義語
- 無欲恬淡
- 無欲淡泊
- 少欲知足
- 安分守己