邪智暴虐
読み方
じゃち ぼうぎゃく意味
悪知恵が働き、しかも乱暴で残虐なこと。人をだましたり支配したりするためのよこしまな知恵と、他者を苦しめても顧みないむごい態度をあわせていう。特に権力者や支配者、悪役などを強く非難するときに用いられる。由来
「邪智」はよこしまな知恵・悪知恵、「暴虐」は乱暴で残虐なことを表す漢語で、二語を重ねた構成。古典中国に由来する固定句としての明確な初出は不詳。日本では太宰治『走れメロス』(1940年、昭和15年)の「邪智暴虐の王」という表現によって広く知られるようになった。備考
文学的で硬い表現。日常会話ではまれで、『走れメロス』の冒頭を連想させやすい。人や権力を非常に強く非難する語なので使用には注意。例文
- 民衆は、邪智暴虐な王の圧政に長く苦しめられていた。
- 私利私欲のために法律をねじ曲げるとは、まさに邪智暴虐のふるまいだ。
- その物語では、邪智暴虐の支配者に一人の青年が立ち向かう。
- 彼は権力を得ると、邪智暴虐を極め、反対する者を次々に退けた。
- 邪智暴虐な悪役がいるからこそ、主人公の誠実さがより際立って見える。
類義語
- 暴虐非道
- 極悪非道
- 残忍酷薄
- 悪逆無道
- 専横暴戻
対義語
- 仁慈寛厚
- 温厚篤実
- 公平無私
- 仁政徳治