道聴塗説
読み方
どうちょう とせつ意味
道で聞いたことを、すぐまた道で人に話すこと。十分に確かめたり自分で深く考えたりせず、聞きかじりの知識や噂を無責任に受け売りすることをいう。由来
中国の古典『論語』陽貨篇の「道に聴きて塗に説くは、徳を之れ棄つるなり」に由来する。「塗」は道の意。孔子の言葉とされ、内容は紀元前5世紀ごろの孔子の教えに基づき、『論語』は戦国時代ごろ、紀元前5〜3世紀ごろに編纂されたと考えられる。備考
硬い文章語・教養語で、日常会話ではあまり使われない。「塗」は現代語の「ぬる」ではなく「道」の意味。誤字で「道聴途説」とも書かれるが、これも通用する表記。例文
- 彼は会議の内容を確認もせずに広め、まさに道聴塗説のそしりを免れない。
- SNSの投稿を見ただけで専門家ぶって語るのは、道聴塗説になりがちだ。
- 道聴塗説を避けるため、発表前に必ず一次資料を確認することにした。
- その噂は道聴塗説にすぎず、会社から正式な発表はまだ出ていない。
- 聞きかじりの健康情報を他人に勧めるのは、道聴塗説として危険である。
類義語
- 街談巷説
- 流言飛語
- 口耳之学
- 道路伝聞
- 道聴途説
対義語
- 実事求是
- 博学審問
- 沈思黙考