軍令厳粛
読み方
ぐんれい げんしゅく意味
軍隊における命令や規律が厳格で、少しの乱れも許されないこと。転じて、組織内の指揮命令系統が明確で、規律が厳しく保たれている状態をいう。由来
「軍令」は軍隊で上官が下す命令、「厳粛」は厳しくおごそかなことを表す漢語。特定の古典に由来する成語というより、古代中国以来の軍事思想に見られる「軍の命令・規律を厳正に保つ」観念をもとに、日本でも漢語的表現として用いられるようになったもの。成立年は不詳。近代以降、軍隊や軍紀を論じる文脈で用例が見られる。備考
主に軍隊・戦記・歴史叙述で使う硬い表現。現代の会社や学校に用いると、比喩的でやや大げさ、または権威主義的な響きを帯びることがある。例文
- その部隊は軍令厳粛で、号令一つで全員が即座に配置についた。
- 将軍は軍令厳粛を旨とし、私情による命令違反を決して許さなかった。
- 軍令厳粛な組織ではあるが、現場の意見を吸い上げる仕組みも必要だ。
- 戦時下の城内は軍令厳粛で、夜間の外出さえ厳しく制限された。
- 新しい司令官の着任後、乱れていた隊内の規律は改まり、軍令厳粛の気風が戻った。
類義語
- 軍紀厳正
- 規律厳正
- 紀律厳明
- 令行禁止
- 信賞必罰
対義語
- 軍紀弛緩
- 綱紀弛緩
- 規律弛緩
- 命令不徹底