責任転嫁
読み方
せきにん てんか意味
自分が負うべき責任や失敗の原因を認めず、他人・他部署・環境などのせいにすること。特に、非難や不利益を避けるために、本来の責任の所在をずらして相手に押しつける態度や行為をいう。由来
「責任」は明治期に西洋語 responsibility などの訳語として定着した語。「転嫁」は本来、女性が再婚する意を持つ漢語で、のちに災い・罪・負担などを他へ移す意に転じた。「責任転嫁」という形の成立時期の正確な初出は不明だが、近代以降、特に明治後期〜昭和期に行政・組織・報道の文脈で広まったと考えられる。備考
批判的な文脈で使われることが多い語。日常会話からビジネス、政治報道まで幅広く用いられるが、相手に直接言うと強い非難になる。例文
- 失敗の原因を部下の確認不足だけにするのは、明らかな責任転嫁だ。
- 会議では、各部署が責任転嫁を繰り返し、解決策の議論が進まなかった。
- 上司は責任転嫁をせず、自分の判断ミスだったと認めた。
- トラブルが起きるたびに責任転嫁する人は、周囲から信頼されにくい。
- 政治家の発言は、制度の不備を現場の努力不足にすり替える責任転嫁だと批判された。
類義語
- 責任逃れ
- 責任回避
- 責任押し付け
- 罪のなすりつけ
- 罪過転嫁
対義語
- 責任遂行
- 責任受容
- 引責
- 自己責任
- 責任を取ること