言笑晏晏
読み方
げんしょう あんあん意味
人々が穏やかに語り合い、にこやかに笑っているさま。言葉や笑い声がやわらかく、場の雰囲気が和やかで安らいでいることを表す。家庭・宴席・親しい交際などの平和で円満な情景に用いられる。由来
中国最古の詩集『詩経』の「衛風・氓」に見える句「言笑晏晏」に由来する。『詩経』は西周初期から春秋時代(およそ紀元前11〜前6世紀)の歌を集め、紀元前6〜前5世紀ごろに編纂されたとされる。「言笑」は語り笑うこと、「晏晏」は穏やかで安らかなさま。備考
古典由来の文語的表現で、日常会話ではやや硬い。人間関係や場の雰囲気が穏やかで円満なことを、上品に描写したいときに向く。例文
- 久しぶりに集まった親族は、食卓を囲んで言笑晏晏のひとときを過ごした。
- 緊張した交渉がまとまると、会議室の空気は一転して言笑晏晏となった。
- 老夫婦が縁側で茶を飲みながら言笑晏晏としている姿に、心が和んだ。
- 彼の歓迎会は終始言笑晏晏で、新しい職場にもすぐなじめそうだと思えた。
- 険悪だった二人も誤解が解け、帰り道には言笑晏晏と語り合っていた。
類義語
- 和気藹藹
- 談笑風生
- 歓談笑語
- 談笑自若
対義語
- 疾言遽色
- 怒気衝天
- 険悪不穏
- 冷言冷語