親疎遠近
読み方
しんそ えんきん意味
人と人との関係における、親しいか疎いか、また距離が近いか遠いかという違いを表す語。多くは「親疎遠近を問わず」「親疎遠近にかかわらず」の形で、身内・他人、近隣・遠方などの区別をせず公平に扱う、という文脈で用いられる。由来
「親疎」は親しいことと疎いこと、「遠近」は遠いことと近いことを表す対義語の組み合わせ。特定の故事に基づく成語ではなく、漢語的な並列表現として成立した語である。中国古典由来の語構成と考えられるが、成立年・初出は未詳。日本では漢文訓読や儒教的な政治・倫理の文脈で用いられ、近世以前から定着していたとみられる。備考
硬い文章語で、単独より「親疎遠近を問わず」「親疎遠近にかかわらず」の形が多い。公平性や人間関係の距離を論じる場面で使われる。例文
- 裁判官には、親疎遠近を問わず公平な判断を下すことが求められる。
- 彼は親疎遠近にかかわらず、困っている人には必ず手を差し伸べる。
- 災害時の支援は、親疎遠近によって差をつけてはならない。
- 村の長老は親疎遠近を越えて人々の相談に乗り、皆から信頼されていた。
- 人事評価で親疎遠近が影響すれば、組織全体の士気は下がってしまう。
類義語
- 遠近親疎
- 親疎
- 遠近
- 内外親疎
対義語
- 一視同仁
- 公平無私