規行矩歩
読み方
きこう くほ意味
「規」は円を描く器具、「矩」は直角を測るさしがね。行いも歩みも規矩に合わせるという意から、礼法・規則・基準を厳格に守って行動すること。転じて、きまじめすぎて融通が利かないさまにもいう。由来
中国・北斉末から隋初の学者、顔之推の『顔氏家訓』序致に見える「規行矩歩」に由来するとされる。成立は6世紀後半頃。規と矩は正確に形を作る道具で、行動が一定の基準から外れないことの比喩となった。備考
ほめ言葉としては「きちんとしている」の意だが、文脈によっては「堅苦しい」「融通が利かない」という批判にもなる。文章語的で日常会話ではやや硬い。例文
- 彼は規行矩歩の人で、どんな小さな手続きも決して省かない。
- 新任の監査役は規行矩歩を旨とし、社内規程の徹底を求めた。
- 規行矩歩な態度は信頼を生む一方、急な変化への対応を遅らせることもある。
- 祖父は規行矩歩の生活を続け、毎朝同じ時刻に起きて日記をつけていた。
- 式典では、学生たちが規行矩歩の振る舞いで来賓を迎えた。
類義語
- 謹厳実直
- 品行方正
- 方正謹厳
- 杓子定規
- 循規蹈矩
対義語
- 自由奔放
- 放縦不羈
- 勝手気儘
- 奔放自在