見微知著
読み方
けんび ちちょ意味
ごく小さな兆しや変化を見て、やがて現れる大きな結果や本質を見抜くこと。些細な手がかりから物事の成り行きや全体像を察知する洞察力をいう。由来
中国の古典に由来する成語。特に戦国時代末期(紀元前3世紀ごろ)の思想書『韓非子』説林上に見える「聖人は微を見て以て萌を知り、端を見て以て末を知る」という趣旨の言葉に基づくとされる。「微」はかすかな兆候、「著」ははっきり現れた事柄を指し、後に「見微知著」という形で成語化した。備考
文章語・教養語として用いられ、日常会話ではやや硬い表現。ビジネス、研究、政治、医療などで「兆しを読む力」を褒める文脈に適する。例文
- 熟練の医師は、患者のわずかな表情の変化から病状の悪化を察する、まさに見微知著の人だ。
- 市場の小さな動きから次の流行を読み取るには、見微知著の洞察力が欠かせない。
- 彼女は社員の雑談に含まれる不満を見逃さず、見微知著で組織改革の必要性を悟った。
- 研究者は一つの異常値を手がかりに、見微知著で大きな発見へとつなげた。
- 災害対策では、地形や水位のわずかな変化を見微知著し、早めに避難を判断することが重要だ。
類義語
- 一葉知秋
- 因小見大
- 以小見大
- 先見之明
- 洞察力
対義語
- 浅慮短見
- 皮相浅薄
- 大局を見失う
- 兆候を見逃す