衣帯不解
読み方
いたい ふかい意味
衣服を脱いだり帯を解いたりする暇もないほど、休まず物事に励むこと。特に、病人の看護や大事な仕事に昼夜を分かたず献身するさまをいう。由来
中国古典に見える「衣不解帯(衣を解かず帯を解かず)」の表現に基づく語。病人に付き添って衣服を脱ぐ間も惜しんだ故事的表現から、献身的な看病・努力を表すようになった。具体的な初出年は未詳で、日本での定着時期も不明だが、漢籍受容を通じて近世以前から用いられたと考えられる。備考
「衣不解帯」とほぼ同義。現代の日常会話では硬い表現で、文章語・改まった場面に向く。看病や献身的努力を強調する語。例文
- 母の容体が悪い間、彼は衣帯不解の思いで病室に付き添った。
- 新製品の発表前、開発チームは衣帯不解で不具合の修正に当たった。
- 恩師の看病に衣帯不解で尽くした彼の姿に、周囲は深く感動した。
- 災害対応の現場では、職員たちが衣帯不解の働きを続けている。
- 彼女は大会直前の数週間、衣帯不解で練習と調整に没頭した。
類義語
- 衣不解帯
- 不眠不休
- 寝食を忘れる
- 粉骨砕身
- 昼夜兼行
対義語
- 悠々自適
- 安逸放縦
- 遊惰放逸
- 無為徒食