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衆酔独醒

読み方

しゅうすい どくせい

意味

世の中の多くの人が道理を見失ったり俗悪な風潮に流されたりしている中で、ただ一人だけが正しい判断力や清らかな心を保っていること。周囲に同調せず、物事の本質を冷静に見抜く孤高の態度をいう。

由来

中国戦国時代末期、紀元前3世紀ごろの詩人・屈原に関わる『楚辞』「漁父」に見える「衆人皆酔、我独醒」(人々は皆酔っているが、私は一人醒めている)に由来する。政治的に腐敗した世にあって、屈原が自らの潔白と覚醒を述べた言葉とされる。

備考

褒め言葉として使われる一方、「自分だけが正しい」とする独善的態度への皮肉にもなり得る。硬い文章・評論で用いられることが多い。

例文

  • 不正が当然のように行われる部署で、彼だけが衆酔独醒の姿勢を貫き、内部告発に踏み切った。
  • 流行に流されず作品の本質を見抜いた批評家の態度は、まさに衆酔独醒と言える。
  • 皆が楽観論に酔っていた時期に、彼女だけは危機を察知していたので、後に衆酔独醒と評された。
  • 衆酔独醒を気取るだけではなく、周囲を説得するための言葉と行動が必要だ。
  • 世間が熱狂しているときほど、衆酔独醒の冷静さを失わないようにしたい。

類義語

  • 独清独醒
  • 孤高
  • 独立独歩
  • 清廉潔白

対義語

  • 付和雷同
  • 随波逐流
  • 同流合汚
  • 和光同塵

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