衆人愛敬
読み方
しゅうじん あいぎょう意味
多くの人々から好かれ、親しまれ、敬われること。また、そのような人徳や愛嬌があるさま。単なる人気だけでなく、誠実さ・思いやり・品性などによって周囲の信頼や好意を集めるニュアンスがある。由来
特定の古典出典や成立年代は未詳。「衆人」は多くの人々、「愛敬」は本来、仏教語で愛し敬うことを表す語で、のちに人に好かれる魅力の意味も持つようになった。愛敬の語は平安期(10世紀頃)の仏教文献や密教の「愛敬法」などに見られ、この成語自体はそれらの漢語要素を組み合わせて成立したと考えられるが、正確な時代は不明。備考
やや古風・硬めの表現で、日常会話では「人望が厚い」「みんなに好かれる」の方が自然。「愛敬」はここでは「あいきょう」ではなく「あいぎょう」と読むのが標準的。例文
- 彼女は誰に対しても分け隔てなく接するので、まさに衆人愛敬の人だ。
- 新任の校長は温厚で話しやすく、赴任してすぐに衆人愛敬を得た。
- 衆人愛敬を集める指導者には、能力だけでなく人を思いやる心がある。
- あの俳優は華やかさよりも誠実な人柄で、長年にわたり衆人愛敬を保っている。
- 商売で成功するには、商品力だけでなく衆人愛敬につながる接客態度も大切だ。
類義語
- 人望が厚い
- 万人に愛される
- 衆望を集める
- 衆望所帰
- 人気者
対義語
- 人望がない
- 嫌われ者
- 孤立無援
- 四面楚歌
- 人心離反