虚礼虚文
読み方
きょれい きょぶん意味
中身や誠意が伴わず、表面だけを取り繕った礼儀や形式、また実質のない飾り立てた文言のこと。人間関係・儀式・制度・文章などが、形ばかりで本来の目的を失っているさまを批判的にいう。由来
「虚礼」は実意のない形式だけの礼儀、「虚文」は実質を伴わない飾った文句・制度上の空文を意味する漢語で、その二語を重ねた表現。特定の中国古典などの出典は確認しにくく、成立年代は不詳。近世末から明治期以降、形式主義を批判する文脈で用例が見られる。備考
硬い文章語で、日常会話ではあまり使われない。礼儀そのものを否定する語ではなく、誠意や実効性を欠いた形式を批判する表現。例文
- 年賀状のやり取りが虚礼虚文になっているなら、無理に続ける必要はない。
- 社内規程は立派だが、守られていなければ虚礼虚文にすぎない。
- 彼は虚礼虚文を嫌い、短い言葉でも心のこもった挨拶を大切にした。
- 式典の挨拶が長すぎて、出席者には虚礼虚文のように感じられた。
- 改革の第一歩として、役所に残る虚礼虚文の慣行を見直すことになった。
類義語
- 形式主義
- 繁文縟礼
- 虚礼往来
- 形式虚礼
- 空疎な儀礼
対義語
- 誠心誠意
- 質実剛健
- 実質本位
- 真心実意