虎口逃生
読み方
ここう とうせい意味
非常に危険な状況から、かろうじて命を落とさず逃げのびること。虎の口から逃げて生き延びるという字義から、事故・災害・戦乱・重大な失敗など、死や破滅が迫るような危地を脱する場合にいう。由来
中国由来の成語。虎の口を極限の危険のたとえとし、そこから逃げて生き延びる意を表す。典拠としては中国・元代、13〜14世紀ごろの雑劇『朱砂担』に「虎口逃生」の形が見えるとされる。日本には漢籍・成語として受容されたが、成立の正確な年は不明。備考
日常会話ではかなり硬い表現。文章語・歴史小説・報道風の叙述で使われやすい。「虎口」は「ここう」と読む。例文
- 豪雨で橋が流される寸前に避難でき、住民たちはまさに虎口逃生の思いだった。
- 敵に包囲された部隊は、夜陰に紛れて脱出し、虎口逃生を果たした。
- 大事故の車両から無傷で救出された彼は、虎口逃生というほかない経験をした。
- 倒産寸前だった会社は、緊急融資によって虎口逃生し、再建への道を開いた。
- 遭難から三日後に発見された登山者は、虎口逃生の体験を静かに語った。
類義語
- 九死一生
- 危機一髪
- 間一髪
- 命からがら
- 虎口余生
対義語
- 自投羅網
- 飛んで火に入る夏の虫
- 自ら危地に入る