藍田生玉
読み方
らんでん しょうぎょく意味
名高い家柄やすぐれた人物のもとから、立派で才能ある子や後継者が生まれることのたとえ。特に、優れた父親を持つ子が同じように優秀であることをほめていう表現。由来
中国の故事に由来する。藍田は中国・陝西省にある、古くから良質の玉を産することで知られた地名で、「藍田が美しい玉を生む」ことを、名家が俊才を生むことにたとえた。成語としては三国時代の人物・諸葛恪を父の諸葛瑾とともにたたえた逸話に見え、陳寿『三国志』呉書・諸葛恪伝(3世紀末ごろ成立)に「藍田生玉、真に虚ならず」と記される。備考
文章語・漢文調のほめ言葉で、日常会話ではあまり使われない。家柄や血筋を強調する表現なので、現代では相手や文脈に配慮して用いる。例文
- 名教授の娘が若くして国際的な賞を受け、周囲はまさに藍田生玉だと称賛した。
- 創業者の息子は父に劣らぬ経営手腕を見せ、社員たちは藍田生玉の感を強くした。
- あの名門道場からまた全国優勝者が出たとは、藍田生玉というほかない。
- 父も母も著名な音楽家で、彼女の才能を見れば藍田生玉の語が思い浮かぶ。
- 師匠の人格と技量を受け継いだ弟子の活躍は、藍田生玉の好例として語られている。
類義語
- 蛙の子は蛙
- 瓜の蔓に茄子はならぬ
- この親にしてこの子あり
- 名門出身
- 良家の俊才
対義語
- 不肖之子
- 虎父犬子
- 親不孝
- 放蕩息子