薄暮冥冥
読み方
はくぼ めいめい意味
夕方になって日が暮れかかり、あたりが暗くぼんやりとしているさま。夕暮れの光が薄れ、景色や物の輪郭が見えにくくなるような、もの寂しい薄暗さを表す。由来
「薄暮」は日没前後の薄暗い時刻、「冥冥」は暗くてはっきり見えないさまを表す漢語。両語を重ねて夕暮れの暗さを強めた表現で、中国古典に由来する可能性はあるが、特定の出典・初出年は不詳。日本では文章語的な四字熟語として用いられる。備考
日常会話ではあまり使われず、文学的・叙景的な文章に適する。単なる「夕方」よりも、暗さ・静けさ・寂寥感を強く帯びる表現。例文
- 薄暮冥冥の山道を、私たちは足元に気をつけながら下っていった。
- 湖畔は薄暮冥冥として、昼間の賑わいが嘘のように静まり返っていた。
- 薄暮冥冥たる空の下、古い寺の鐘の音だけが遠く響いた。
- 彼女は薄暮冥冥の街角に立ち、帰らぬ友を待ち続けた。
- 撮影隊は、薄暮冥冥となる直前のわずかな光を狙ってカメラを構えた。
類義語
- 暮色蒼然
- 暮色蒼茫
- 薄暮蒼茫
- 黄昏時
- 夕闇迫る
対義語
- 光天化日
- 白日青天
- 青天白日
- 白昼堂々