蓬頭垢面
読み方
ほうとう こうめん意味
髪が蓬(よもぎ)のようにぼさぼさに乱れ、顔には垢がついて汚れていること。転じて、身だしなみにまったく構わず、ひどくむさ苦しい姿や、長い苦労・困窮・放浪などでみすぼらしくなった様子をいう。由来
中国の故事成語に由来する語。「蓬頭」は蓬のように乱れた髪、「垢面」は垢で汚れた顔の意。出典は中国北朝の史書『魏書』封軌伝とされ、同書は北斉の魏収らにより6世紀半ば、554年ごろ成立した。備考
文章語・やや硬い表現。実際の不潔さだけでなく、苦労や没頭の結果として身なりが荒れた様子にも使う。人に直接言うと失礼になりやすい。例文
- 山で三日間迷った彼は、救助されたとき蓬頭垢面の姿だった。
- 研究に没頭するあまり、彼女は蓬頭垢面で研究室から出てきた。
- 徹夜続きのチームは、全員が蓬頭垢面になりながらも締め切りに間に合わせた。
- 久しぶりに会った友人は、旅の疲れで蓬頭垢面ではあったが、表情は明るかった。
- 面接に蓬頭垢面で現れるようでは、第一印象を悪くしてしまう。
類義語
- 蓬髪垢面
- 弊衣蓬髪
- 乱髪垢面
- むさ苦しい身なり
対義語
- 衣冠斉整
- 身ぎれい
- 端正な身なり