蓋世之才
読み方
がいせい の さい意味
世の中を覆い尽くすほど、または世に並ぶものがないほどすぐれた才能のこと。特に、時代を動かすような英雄的・傑出的な人物の才覚をたたえていう表現。由来
「蓋世」は「世をおおうほど盛大・卓越している」の意で、中国古典に由来する語。特に『史記』項羽本紀に載る項羽の歌「力は山を抜き、気は世を蓋ふ」に見える「蓋世」が有名で、『史記』成立は前漢時代の紀元前1世紀ごろ。「蓋世之才」はこの語に「才」を添えた漢語表現で、成立時期の詳細は不明。備考
非常に大きな称賛を表す硬い漢語。日常会話では大げさに響きやすく、歴史上の人物・天才・英雄などを評する文章語として使われることが多い。例文
- 彼は若くして新しい学問分野を切り開き、まさに蓋世之才と呼ぶにふさわしい人物だった。
- 蓋世之才があっても、それを生かす時代や環境に恵まれなければ埋もれてしまうことがある。
- その武将は戦略と統率力を兼ね備え、同時代の人々から蓋世之才と称された。
- 先生は彼女の研究発表を聞き、将来は蓋世之才を発揮するかもしれないと期待した。
- 歴史を変えた発明家たちの中には、常識を打ち破る蓋世之才の持ち主が少なくない。
類義語
- 不世出の才
- 曠世之才
- 絶世之才
- 経世之才
- 英才卓越
- 才気煥発
対義語
- 凡才
- 凡庸
- 無才
- 非才
- 庸才