茫然自失
読み方
ぼうぜん じしつ意味
思いがけない出来事や大きな衝撃により、何をどうしてよいか分からず、ぼんやりして我を忘れた状態になること。驚き・悲しみ・失望などで気力や判断力を一時的に失うさまをいう。由来
「茫然」は広々としてとらえどころがないさま、転じてぼんやりするさま。「自失」は自分を失う、つまり我を忘れること。二語を重ねて、衝撃で正気を失ったような状態を表す。特定の古典出典や成立年は不明だが、漢語表現として近世以降の日本語でも用いられ、近代以降に一般化したと考えられる。備考
「呆然自失」とほぼ同義で、日常では「呆然」の表記の方がよく見られる。硬めの文章語で、強い衝撃を受けた場面に用いる。例文
- 突然の訃報を聞いた彼は、受話器を握ったまま茫然自失となった。
- 大事な資料をすべて失ったと知り、担当者はしばらく茫然自失の状態だった。
- 優勝目前で逆転負けを喫し、選手たちはベンチで茫然自失としていた。
- 火事で家が焼け落ちた跡を見て、彼女は茫然自失し、言葉も出なかった。
- 試験の結果が予想以上に悪く、私は掲示板の前で茫然自失となった。
類義語
- 呆然自失
- 放心状態
- 茫然失意
- 失魂落魄
対義語
- 泰然自若
- 冷静沈着
- 神色自若
- 平然自若