茂林修竹
読み方
もりん しゅうちく意味
生い茂った林と、すらりと長く伸びた竹のこと。転じて、木々や竹が豊かに茂る、清らかで奥ゆかしい自然の景色をいう。文人趣味のある庭園・山水・別荘地などの美しい環境を表す語。由来
中国・東晋の永和9年(353年)、王羲之の文章「蘭亭集序」にある「此地有崇山峻嶺、茂林修竹」に由来する。「茂林」はよく茂った林、「修竹」は長く伸びた竹を意味し、蘭亭の雅趣ある景観を描写した語。備考
日常会話よりも文章語・漢文調の表現。王羲之や文人文化を連想させ、自然美を格調高く述べる際に用いられる。例文
- 山荘の周囲には茂林修竹の趣があり、都会の喧騒を忘れさせてくれる。
- 寺の裏手に回ると、茂林修竹の小径が静かに続いていた。
- この庭園は茂林修竹を生かした設計で、歩くたびに景色が変わる。
- 古い文人の別邸跡には、今も茂林修竹の風情が残っている。
- 雨上がりの茂林修竹は青々として、まるで水墨画の中にいるようだった。
類義語
- 深山幽谷
- 山紫水明
- 青松翠竹
- 緑樹成陰
対義語
- 荒涼たる原野
- 不毛の地
- 枯木寒巌