良薬苦口
読み方
りょうやく くこう意味
よく効く薬ほど口に苦いように、自分のためになる忠告や教訓は、その場では聞きづらく不快に感じられるものだというたとえ。厳しい言葉や苦言も、受け入れれば成長や改善につながるという意味で使われる。由来
中国古典に由来する語。『孔子家語』六本篇に見える「良薬苦於口而利於病、忠言逆於耳而利於行」、また『史記』留侯世家にも同趣旨の句が伝わる。成立年代は文献により異なるが、『史記』は前漢・紀元前1世紀ごろ、『孔子家語』は後漢末〜魏晋期ごろの編纂とされる。日本では漢文訓読を通じて「良薬は口に苦し」としても広く定着した。備考
単独の四字熟語としてはやや漢文調で硬い表現。日常では「良薬は口に苦し」の形がより一般的。批判を正当化する言い方にもなり得るため、相手への配慮が必要。例文
- 先生の指摘は厳しかったが、良薬苦口と思って素直に受け止めた。
- 部長の苦言には腹が立ったが、後になって良薬苦口だったと気づいた。
- 友人が欠点を率直に言ってくれたのは、まさに良薬苦口の忠告だった。
- 耳に痛い意見を避けてばかりでは成長できない。良薬苦口というものだ。
- レビューで多くの問題点を指摘されたが、良薬苦口として次の改善に生かしたい。
類義語
- 忠言逆耳
- 薬石之言
- 苦言
- 耳の痛い忠告
- 良薬は口に苦し
対義語
- 甘言蜜語
- 阿諛追従
- 巧言令色