胆大心細
読み方
たんだい しんさい意味
大きな度胸をもって思い切って行動しながら、同時に細かな点まで注意を払うこと。大胆さと慎重さを兼ね備え、危険や困難を恐れずに進みつつ、油断せず周到に物事を処理する態度をいう。由来
中国の古典に由来する表現。唐代の名医・孫思邈の言葉とされる「胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す」(度胸は大きく、心配りは細かくあるべきだ)に基づく。これは『旧唐書』孫思邈伝に見え、『旧唐書』は五代十国時代の後晋、945年に成立した史書。四字熟語としては「胆大心小」ともいい、「心小」を「心細」と言い換えた形で用いられる。備考
「大胆だが雑ではない」という肯定的評価に用いる。ビジネス、医療、勝負事など、決断力と注意深さの両方が必要な場面で使われやすい。例文
- 新規事業を成功させるには、胆大心細の姿勢で大胆に投資しつつ、リスク管理を徹底する必要がある。
- 彼は胆大心細なリーダーで、大きな決断を下す一方、現場の小さな変化も見逃さない。
- 外科医には、難しい手術に挑む胆大心細の精神が求められる。
- 試合終盤の彼のプレーは胆大心細で、攻めるべき場面では攻め、守るべき場面では確実に守った。
- 胆大心細を心がければ、失敗を恐れすぎず、それでいて準備不足にもならない。
類義語
- 大胆細心
- 胆大心小
- 沈着大胆
- 豪胆細心
- 勇敢慎重
対義語
- 軽挙妄動
- 粗忽軽率
- 猪突猛進
- 小心怯懦
- 優柔不断