老成円熟
読み方
ろうせい えんじゅく意味
長い経験を積んで物事に熟達し、人柄・考え方・技量などが十分に成熟して、落ち着きや深みを備えていること。若さゆえの未熟さや性急さがなく、判断や振る舞いが円満で洗練されている状態をいう。由来
「老成」は年を重ね経験を積んで熟達することを表す語で、中国古典『詩経』などにも見える古い漢語に由来する。「円熟」は十分に熟し、欠けたところがなくなる意。四字熟語としての成立時期は正確には不明だが、近代以降の日本語で「老成」と「円熟」を重ね、経験に裏づけられた成熟を強調する表現として定着した。備考
人の人格・技量・芸術表現・判断力などを高く評価する硬めの表現。年齢だけでなく、経験に裏づけられた深みや落ち着きを褒める際に使う。例文
- 彼の老成円熟した語り口には、長年の現場経験がにじみ出ていた。
- 若いころは感情的だった監督も、今では老成円熟の境地に達している。
- 老成円熟した筆致で描かれたこの小説は、読むほどに味わいが増す。
- 新任の社長はまだ若いが、判断にはどこか老成円熟した落ち着きがある。
- 師匠の老成円熟した演奏を聴き、弟子たちは芸の奥深さを思い知った。
類義語
- 円熟老成
- 老練円熟
- 老練
- 円熟
- 百戦錬磨
対義語
- 未熟
- 青二才
- 軽佻浮薄
- 経験不足