織女牽牛
読み方
しょくじょ けんぎゅう意味
天の川を隔てて年に一度、七夕の夜だけ会うとされる織女星(こと座のベガ)と牽牛星(わし座のアルタイル)のこと。転じて、離れて暮らす男女・夫婦、なかなか会えない恋人同士、またその切ない逢瀬をたとえる語。由来
中国古代の星辰信仰と、機を織る天女「織女」と牛飼いの男「牽牛」の伝説に由来する。原型は前漢〜後漢期(紀元前2世紀〜紀元2世紀ごろ)に成立したとされ、『古詩十九首』の「迢迢牽牛星」などにも関連表現が見える。日本には奈良時代(8世紀)ごろ、七夕行事とともに伝わった。備考
七夕文化と結びつく雅語・文学的表現。日常会話では「七夕の織姫と彦星」のほうが一般的で、「織女牽牛」は文章語・詩歌的な響きが強い。例文
- 七夕の夜、祖母は織女牽牛の物語を子どもたちに語って聞かせた。
- 遠距離恋愛の二人は、年に一度しか会えない自分たちを織女牽牛になぞらえた。
- この和歌では、天の川を隔てた織女牽牛の哀切な情が巧みに詠まれている。
- 空が晴れれば、今夜は織女牽牛の二星を見つけられるかもしれない。
- 単身赴任で離れて暮らす夫婦の再会は、まるで織女牽牛の逢瀬のようだった。
類義語
- 牛郎織女
- 牽牛織女
- 七夕伝説
- 星合い
対義語
- 比翼連理
- 偕老同穴
- 形影相随