緩急自在
読み方
かんきゅう じざい意味
物事の速さ・強さ・勢いなどを、状況に応じて思いのままに調節できること。音楽・話術・スポーツの投球や攻防などで、ゆっくりした動きと速い動き、弱さと強さを巧みに使い分けるさまをいう。由来
「緩急」はゆるやかなことと急なこと、また弱めることと強めることを表し、「自在」は思いのままにできる意。特定の故事や古典に基づく成句ではなく、漢語要素を組み合わせた表現とみられる。成立時期は不詳だが、日本では近世以降、とくに芸能・武術・競技などの評で用例が広がった。備考
「緩急自在の〜」の形で、技量の高さをほめる表現として使われることが多い。単に速い・遅いだけでなく、強弱や間合いの調整も含む。例文
- その落語家は間の取り方が緩急自在で、観客を最後まで飽きさせない。
- エース投手は緩急自在の投球で強打者を翻弄した。
- 彼女のピアノ演奏は緩急自在で、静かな部分から激しい部分への移り変わりが見事だった。
- 熟練した剣士は、攻める時と引く時を緩急自在に使い分ける。
- プレゼンでは声の大きさや話す速度を緩急自在に操ることが大切だ。
類義語
- 変幻自在
- 自由自在
- 臨機応変
- 縦横無尽
- 自在無碍
- 融通無碍
対義語
- 一本調子
- 単調
- 千篇一律
- 硬直一様