経史子集
読み方
けい し し しゅう意味
漢籍を「経(儒教の経典)・史(歴史書)・子(諸子百家などの思想書)・集(詩文集)」の四部に分類した呼び名。転じて、学問や書物の広い範囲、また膨大な典籍全般を指す。由来
中国の伝統的な図書分類「四部分類」に由来する語。原型は西晋の荀勗による『中経新簿』(3世紀後半)などに見え、東晋の李充(4世紀ごろ)が「経・史・子・集」の区分として整えたとされる。のち唐代に編まれた『隋書』経籍志(7世紀)で体系的に示され、東アジアの漢籍目録に広まった。日本への伝来時期の厳密な年は不明だが、古代から中世以降、漢籍分類の基本語として用いられた。備考
日常会話ではまれで、漢文学・書誌学・東洋史などで使う専門性の高い語。単なる「四字熟語」というより、漢籍分類を表す学術語としての性格が強い。例文
- この図書館の漢籍目録は、経史子集の順に整理されている。
- 彼は経史子集に通じた碩学として知られ、古典研究の基礎を築いた。
- 江戸時代の藩校では、経史子集を読むことが教養の中心とされた。
- 祖父の書斎には経史子集の古い版本がぎっしり並んでいる。
- 漢文を深く学ぶには、経史子集それぞれの性格を理解する必要がある。
類義語
- 四部
- 四庫
- 四部分類
- 群書
- 万巻の書
対義語
- 無学文盲
- 不学無術