精衛填海
読み方
せいえい てんかい意味
どんなに困難で実現しそうにないことでも、目的を果たすまで根気強く努力し続けること。また、恨みや強い執念を晴らすために、到底かなわない相手や大きな障害に向かって挑み続けることのたとえ。文脈によっては「無謀な努力」という含みもある。由来
中国古代の地理・神話書『山海経』北山経に見える故事に由来する。成立時期は諸説あるが、戦国時代から前漢ごろ(紀元前4世紀〜紀元前1世紀ごろ)にかけて編まれたとされる。炎帝の娘・女娃が東海で溺死し、精衛という鳥となって木石を運び、海を埋めようとしたという伝説から。備考
中国故事に基づく硬い表現で、日常会話より文章語・スピーチ向き。称賛としても、無謀さを含む比喩としても使われるため文脈に注意。例文
- 彼は失敗を重ねても研究をやめず、まさに精衛填海の気概で難題に挑んでいる。
- 小さな寄付を何年も続ける活動は、精衛填海のように見えて、やがて大きな支援の輪を生んだ。
- 巨大企業を相手にした訴訟は精衛填海にも思えたが、彼女は諦めなかった。
- 環境問題の解決には、一人一人の精衛填海ともいうべき地道な努力が欠かせない。
- 周囲は無理だと笑ったが、彼は精衛填海の志を胸に、故郷の復興事業を進めた。
類義語
- 愚公移山
- 不撓不屈
- 堅忍不抜
- 百折不撓
- 粉骨砕身
対義語
- 三日坊主
- 中途半端
- 半途放棄
- 意気消沈